お問い合わせ
ギャラリー gallery
2026.01.23

おっとり見えて超合理的!チンアナゴが砂から出てこない本当の理由

チンアナゴってどんな生き物?

チンアナゴは、細長い体が特徴的な海水魚で、
体長はおよそ25〜35cmほどになります。

水族館で見かける姿は、体の半分くらいが砂の上に出ている状態ですが、
実は残りの体は砂の中にしっかりと埋まっています。
見えていない下半身は、意外と長いんです。


どうやって暮らしているの?

〇 砂に穴を掘って定住生活

チンアナゴは、自分で砂の中に縦型の巣穴を掘り、
そこを拠点に生活しています。

この巣穴は、いわばチンアナゴの「マイホーム」。
基本的には同じ場所に定着し、
よほど環境が変わらない限り頻繁に引っ越すことはありません。


〇 潮の流れに身を任せた食事スタイル

チンアナゴは、活発に泳ぎ回ってエサを探すことはほとんどありません。
巣穴から体を出し、潮の流れに乗って運ばれてくる動物プランクトンを待ち構えて食べます。

体を流れに合わせてゆらゆら揺らすことで、

  • 水の抵抗を減らす
  • エサを効率よく口に入れる

という、とても合理的で省エネな生活を送っています。

おっとりして見えますが、実はかなり賢い生存戦略です。


あの「すぐ引っ込む」理由

チンアナゴは、かなり臆病な性格をしています。

人が近づいたり、影が動いたり、
急な音や振動が伝わるだけで――
一瞬で砂の中にスッと引っ込んでしまいます。

これは、大型魚などの外敵から身を守るための本能的な行動です。
水槽や水族館でも、この野生の習性がそのまま残っています。


名前の由来

「チンアナゴ」の「チン」は、
犬の品種である**狆(ちん)**に由来すると言われています。

顔つきが似ている…と言われますが、
正直なところ「言われてみれば、そうかも?」くらいかもしれませんね。


まとめ

チンアナゴは、

  • 体の半分を砂に埋めたまま
  • 流れに逆らわず
  • 危険を感じたら即撤退

という、見た目以上に合理的で効率的な生き方をしている魚です。

水族館でチンアナゴを見かけたら、
ぜひ「今、下半身は全部砂の中なんだな…」と思いながら
じっくり観察してみてください。

きっと、今までとは少し違った目で楽しめるはずですよ 😊