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2025.10.17

海の不思議!ヒトデの驚くべき能力と秘密とは?

皆さん、海や水族館でヒトデを見たことはありますか?
タッチプールなどで触れてみると、「意外と硬い!」と感じた方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな見た目は地味でも実はすごい能力を秘めたヒトデの魅力についてご紹介します。


ヒトデの驚くべき「適応能力」

ヒトデは、なんと古生代から現在まで生き続けている海洋生物です。
その長い歴史の中でさまざまな環境に適応し、進化を遂げてきました。

現在確認されているヒトデの仲間は、
浅瀬の岩場や潮だまりはもちろん、深海熱帯のサンゴ礁、さらには極寒の海域まで、
地球上のあらゆる海で生息が確認されています。
まさに、環境変化に強い生き残りの達人と言えますね!


失っても再生!驚異の「再生能力」

ヒトデといえば、何といってもその再生能力の高さが有名です。
もし腕が切れてしまっても、中心部さえ残っていれば再び腕を再生することができるのです。

この再生の秘密は、ヒトデの体内にある幹細胞
これらの細胞が新しい組織を作り出すため、再生が可能になります。
さらに、この能力は天敵から逃げるための防御手段としても役立っています。
まるで“切り離し逃走”をする忍者のような存在ですね!


心臓がない!?ヒトデの「特殊な体の構造」

ヒトデには実は心臓も血液も存在しません。
その代わりに「水管系(すいかんけい)」と呼ばれる独自の構造を持っています。

この水管系では、海水を体内に取り込み、水圧の変化で体を動かしたり呼吸を行ったりしています。
さらに、体内で栄養を運ぶ役割も担っているため、ヒトデは水の力だけで生命活動を維持しているのです。
まさに自然が生み出した“海のメカニズム”ですね!


まとめ:ヒトデは「地味だけどスゴい海の生き物」

海底でじっとしていることが多く、地味な印象を持たれがちなヒトデ。
ですが、その体には長い進化の歴史・再生能力・特殊な構造といった驚きの秘密が詰まっています。

次に水族館や海辺でヒトデを見かけたときは、
その小さな体の中に秘められた生命の神秘を、ぜひ思い出してみてください。