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2025.10.05

🐟 ウナギの刺身が少ない理由とは?

突然ですが、皆さんウナギはお好きでしょうか?
私は先日、数年ぶりにウナギを食べて、そのおいしさに改めて感動しました(笑)。

さて、ウナギといえば「蒲焼き」や「白焼き」、「うな重」、そして愛知県民にはおなじみのひつまぶしなど、どれも火を通した料理が主流ですよね。
ではなぜ、ウナギの刺身はほとんど見かけないのでしょうか?


🧪 ウナギに含まれる毒素の正体

実は、ウナギの血には 「イクチオヘモトキシン」 という毒素が含まれています。
この毒は下痢や嘔吐などの症状を引き起こす恐れがあり、そのままではとても危険です。

ただし、この毒素は熱に弱く、60℃で5分ほど加熱すると毒性が失われるといわれています。
そのため、火を通した料理が定番になっているわけです。


🍣 ウナギの刺身は食べられるのか?

熟練の職人がきちんと処理を行えば、刺身で食べられる場合もあるそうです。
しかし素人が調理すると非常に危険なため、一般的に市場や飲食店ではあまり出回っていません。

つまり「珍しいから食べてみたい!」と思っても、安心して楽しめるのはやはり加熱された料理ということですね。


🌊 水槽やアクアリウムとの違い

私たちアクアリストが扱う熱帯魚や海水魚などは、水槽やアクアリウムで鑑賞を目的に飼育するもの。
一方で、ウナギは観賞魚というより食文化の中で親しまれてきた魚です。

ただ、岐阜や三重の川で天然ウナギを見かけたという話もあるように、東海地方に暮らしていると身近に感じられる存在でもあります。
同じ「魚」でも、水槽で育てて楽しむのか、料理としていただくのかで全く違う魅力を持っているんですね。


🌏 東海地方とウナギ文化

特に名古屋や愛知、岐阜、三重など東海エリアは、昔からウナギ文化が盛んな地域です。
名古屋名物のひつまぶしをはじめ、各地で独自の食べ方が発展してきました。
東海地方に住んでいると、身近にウナギ料理を楽しめるのはちょっとした贅沢かもしれませんね。


✅ まとめると、ウナギの刺身が珍しいのは「血に含まれる毒素」が理由。
そして水槽やアクアリウムで楽しむ魚たちとは、また違った形で人々に親しまれてきた存在だといえるでしょう。