
皆さんは、トウカイコガタスジシマドジョウという名前を聞いたことがありますか?
一度ではなかなか覚えられない長い名前ですが、岐阜県を中心に生息する希少な淡水魚です。
🌿 一般的なドジョウとの違い
名前に「ドジョウ」とついている通り、一般的なドジョウの仲間です。
しかし、体の大きさや模様は大きく異なります。

- 一般的なドジョウ:茶色い体に黒い点が散らばった模様。成長すると15〜20cmほど。

- トウカイコガタスジシマドジョウ:最大でも10cmほどと小型。模様は黒い点が筋状に並んで見えるのが特徴。
その名の通り「小型」で「スジ模様」を持つドジョウなのです。
🧬 繁殖期にだけ現れる縞模様
「スジシマ」と名前についていますが、普段は縞模様ではなく黒い点が並んだ模様に見えます。
実は本当の縞模様が現れるのは、繁殖期のオスだけ!
繁殖期になると、オスは体にくっきりと縞模様が浮かび上がり、まるで別の種類の魚のような姿になります。
季節ごとに模様が変わるため、観察のしがいがあるお魚です。
👀 トウカイコガタスジシマドジョウを観察してみよう
岐阜県の清流にひっそりと生息しているトウカイコガタスジシマドジョウ。
身近な「ドジョウ」の仲間でありながら、サイズも模様も大きく違うユニークな淡水魚です。
普段の姿と繁殖期の姿を比べて観察してみると、新しい発見があるかもしれません。