チェッカーボードシクリッドとは?
尾ビレが美しい南米産小型シクリッドの魅力と飼育ポイント

チェッカーボードシクリッドは、南米に生息する小型のシクリッドの仲間です。
その名の通り、体側に入る市松模様(チェッカーボード状)の模様と、個体によって大きく伸びるヒレが特徴で、アピストグラマなどが好きな方にも人気の高い魚です。
最大の特徴は「伸びる尾ビレ」
この魚の最大の特徴は、オスの尾ビレが大きく伸長することです。
成熟したオスでは、尾ビレが体長の半分ほどにまで伸びる個体もおり、非常に見応えのある姿になります。
一方メスは、
- 尾ビレが短い
- 腹ビレが赤く色づく
といった特徴があり、雌雄判別は比較的容易です。(※画像:下の個体がメス)

「性転換する魚?」という説について
チェッカーボードシクリッドは、
「性転換する魚ではないか」
と言われることがあります。
しかし、現時点では明確に性転換を確認した報告は少なく、
近年では以下のような説が有力とされています。
- 幼魚はメスに似た外見をしている
- 流通個体はオスが多く、メスが少ない
- 成長に伴う見た目の変化を「性転換」と誤解された可能性
個人的な飼育経験から見ても、実際に性転換を確認したことはなく、
性転換はしない魚と考えるのが自然ではないかと思います。
飼育のしやすさと注意点
チェッカーボードシクリッドは、
やや神経質な一面はあるものの、環境に慣れれば飼育自体は難しくありません。
飼育時のポイント
- 落ち着いたレイアウト
- 隠れ家(流木・水草)を多めに
- 強すぎない水流
混泳について
普段は大人しい性格ですが、
- 気性の荒い魚
- 激しく泳ぎ回る魚
との混泳は避けたほうが無難です。
また、繁殖期にはシクリッドらしく気性が荒くなるため、その点も注意が必要です。
繁殖について|実は意外と難しい?

チェッカーボードシクリッドはオープンスポウナーで、
石や流木、水草などの平たい面に卵を産み付け、メスが卵を保護します。
一見すると繁殖は簡単そうですが、
実際には稚魚まで確認できるケースは少なめです。
その理由として考えられるのが、
- 非常に神経質な性格
- わずかな環境変化によるストレス
これにより、親が卵を食べてしまうことが多いように感じます。
繁殖を狙う場合は、
- 水換えやレイアウト変更を控える
- 静かで安定した環境を維持する
といった点を特に意識すると成功率が上がります。
まとめ|飼い込むほど魅力が増す小型シクリッド
チェッカーボードシクリッドは、
- 小型水槽で飼育可能
- 比較的入手しやすい価格
- 飼い込むほど美しくなる
と、非常に魅力の多い魚です。
もし繁殖まで成功できたら、かなりの腕前だと個人的には思います。
ぜひ、じっくり腰を据えて飼育・繁殖にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。