皆さんは、水槽をみたときずっと地面にいるお魚をみたことはないでしょうか?
我々がよく水槽メンテナンスのお客さんに入れているお魚でゴンベという種類のお魚がいます。
このお魚は他の種類と比べある特徴を持っているんです!

それは、、、
「浮袋を持たないんです!」
浮袋って何?そう思った方もいるもしれませんね。
簡単に説明すると、
浮袋とは、魚に備わっている内臓の一種で、名前の通りそこに空気を溜め浮力を調節する器官です。
この器官は、ほとんどのお魚に備わっていますが一部の種類は浮袋がないのです!!!!
冒頭に戻りますが、その一部の種類がゴンベの種類です。
ゴンベ以外にも、サメやエイなどの軟骨魚類、カレイ目や一部のハゼやカサゴの仲間、深海魚等が浮袋を持っていないんです。
サメやエイは水より比重の軽い脂を体内に蓄積する事によって浮力を調節しています。
ゴンベやカレイ目、ハゼとカサゴの仲間は底の方で生活するため、浮袋を必要としません。
深海魚は、深海の水圧が高く、浮袋が破裂する危険性がある為、浮袋を持たない進化をした種類が多いそうです。

こんな面白い特徴を持った魚が我々のメンテナンスしている水槽に入っていますので、もし水槽を見かけたら探してみてはいかがでしょうか?