
チゴハナダイ
この魚は“チゴハナダイ”と呼ばれる魚で、インド西太平洋に生息しています。
実はこのチゴハナダイ。正式名称ではありません。チゴハナダイという魚は別にいて、この魚の本当の名前は“イズハナダイの一種”です。そうです、正式な和名はまだ付けられていません。
学名としてPlectranthias inermisとされ、これが正式名称になります。かといって新種かと言われればそんなことはなく昔からチゴハナダイとして取り扱いがありました。
本物のチゴハナダイは日本近海にしか生息が確認されていないためスキューバーダイビングをされる方は本物のチゴハナダイをチゴハナダイと認識し、アクアリストはPlectranthias inermisをチゴハナダイと認識してます。ややこしいですね~。
そんなチゴハナダイ。飼育は比較的簡単で大きくなっても6cm程度と小型の水槽でも飼育することができます。ですがなんといっても基本的に隠れて出てきません。明るいうちは基本的に影になる部分に隠れてます。これは夜行性というわけではなく30m以深に生息しているため、あまり強い光を好まないことによるものです。なのでライトが付いてない時間帯にひょっこり出てきてることが多いです。サンゴ用の深めの青のライトとかつけてあげると活動的になるのかもしれません。
知らない名前で呼ばれて流通させられてきた不遇な魚“チゴハナダイ”の紹介でした。
本物のチゴハナダイも知らぬところで勝手に名前使われて不遇か。どっちも不遇ですねw
ド派手な見た目の割りに水槽にいても見つけることが難しい変わり者です。偶然見つけると可愛らしい見た目と美しさから惚れること間違いなしです!是非お見知り置きを!!