
ホカケハナダイ
この魚はホカケハナダイといいホカケハナダイ属に属する魚です。
このホカケハナダイの1種Rabaulichthys suzukiiは日本にも生息しており、というか急に現れた特異な種類で1998年に西伊豆の一部地域で確認されました。
それも数匹ではなく数十匹も…。当時ダイバーの間では謎のハナダイが現れたと話題になっていたそうです。その後新種の魚であることが判明しました。
高水温が続き、1998年には沖縄でサンゴの白化現象が問題になっておりそのせいなのか、そのおかげか、、、原因は不明ですがこの魚が住み着いたと考えられています。
しかし、そんなに頻繁に見られる魚ではなく、全く居ない年もあるみたいで、正確な生息域がわかっていないのが現状です。
そのため生態も詳しくはわかっておらず、研究があまり進んでいない謎多き魚です。
そんなホカケハナダイ。流通量が少なくあまりショップでも見かけることは少ないですが、飼育難易度は易しいと思います。この写真の個体も初見で仕入れてみてハナダイ飼育の難関である餌付けがかなりスムーズに済みました。というよりも人工餌入れたら普通に食べてくれました(笑)
そんなに数を仕入れて何回も飼育してるわけではないので、確証はないですが難しいハナダイの仲間は基本的に人工餌食べないですから、その点初めての飼育で食べてくれたホカケハナダイは比較的に餌付けに苦労はしないでしょう。
浅場に生息しているため水温もあまり気にしなくて大丈夫です。減圧症の心配もないためスムーズに水槽に迎えることができます。
あまりお目にかかることが少ない魚ですが、見かけることがあった際は注目してほしい魚です。婚姻色はさることながら、他のハナダイにはない背びれの形は何とも言えない魅力があります。お値段もそこまで高いわけではないので見かけた際は是非飼育にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!