プロトメラスの繁殖行動を観察しました
前回ご紹介した
プロトメラス・タエニオラータス(ナマレンジ) が、繁殖行動をしていたのでご紹介します。
1枚目の画像では、右がオス・左がメスの個体になります。

繁殖行動のスタート
まず水槽右手前のスペースで繁殖行動が始まりました。
オスはメスを見つけると、自分のテリトリーへ誘導し、
その場でくるくると入れ替わるように回転しながら産卵を促します。
しかしこの時は、同居している
キルトカラ・モーリー によって追い出され、残念ながら失敗に終わってしまいました。


再チャレンジ、そして産卵へ
それから約30秒ほど水槽内を泳ぎ回った後、
次に選んだ場所は流木の上でした。
再び同じように回転行動を行い、
ついに流木の上にクリーム色の卵を産み付けることに成功します。


マウスブリーディング(口内保育)
産卵後、メスはすぐに卵を口に咥えます。
その後、オスが放出した精子を取り込み、
口の中で受精させる「マウスブリーディング(口内保育)」という繁殖方法です。
この方法では、
- 卵の保護
- 孵化
- 稚魚の育成
までをメスの口内で行います。


再び妨害…そして終了
しかし、この行動中にも再び
キルトカラ・モーリーの干渉を受け、繁殖行動は終了となりました。
混泳水槽ならではの難しさが見える場面でもありました。


繁殖期ならではの美しさ
この時期のオスは発色が最高潮に達し、
非常に美しい姿を見ることができます。
この瞬間を間近で観察できるのは、まさに飼育者の特権ですね。
思わず見入ってしまい、時間を忘れてしまうほどの光景でした。
水槽の中で繰り広げられるドラマ
今回のように、水槽の中でも自然に近い繁殖行動が見られることがあります。
成功・失敗を含めて、そこには小さなドラマがあり、
それもまたアクアリウムの大きな魅力のひとつです。