今回もいつも通り水槽メンテナンスを行っていると、少し怪しげな動きをする
**ミゾレチョウチョウウオ**を発見しました。

その動きというのが、岩に体表を擦り付けるような仕草。
どこか体が痒そうな様子です。
「もしかして…」と思い、注意深く観察してみると、胸ビレ付近に小さな白い点が確認できました。
これは海水魚飼育者なら一度は耳にしたことがあるであろう
**白点病(マリンホワイトスポット)**の初期症状です。
■ 白点病とは?
白点病にかかった魚は、
・体を痒がる
・岩やレイアウトに体を擦り付ける
・ヒレや体表に白い点が現れる
といった症状が見られます。
初期段階ではヒレ周辺に小さな白点が付着する程度ですが、
重症化するとエラに寄生し、呼吸困難を引き起こすこともあります。
そのため、早期発見・早期対応が何より重要です。

■ 今回の対応
今回発見した個体は、まだ進行が軽度だったため、水槽へ薬剤を添加して経過観察としました。
使用方法の例として参考にしたのは、
白点キラー(松橋研究所)です。

※薬剤の使用は必ず説明書を確認してください。
■ 実際の計算方法(W60D45H45cm水槽の場合)
まず水量を計算します。
60×45×45=121.5 総水量は約122L。
白点キラーは
「100Lに対して4〜6ml」
= 1Lあたり0.04ml
計算式は
122L × 0.04ml = 4.88ml
つまり、約5mlを説明書に書いてある手順通り10倍以上に希釈し、10分ほどかけてゆっくり添加します。
計算してみると意外とシンプルですね。
※魚病薬によって規定量は異なります。必ず製品ごとの説明書に従ってください。
■ 病気対応は“知識”が安心につながる

「魚の薬って難しそう…」という印象を持つ方も多いですが、
基本は
- 早期発見
- 規定量を守る
- 慌てず対応する
この3つです。
白点病は厄介な病気ですが、正しい知識があれば落ち着いて対応できます。
水槽メンテナンスや水槽レンタルの現場でも、こうした初期症状の見極めがとても重要になります。
もし不安なことがあれば、ぜひ店舗へご相談ください。
正しい対処法をお伝えします。