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2025.07.09

ヤドカリ

愛知熱帯魚

ヤドカリは最初から宿借りなのか?

皆さんは海に行った際に、磯などにいるヤドカリは見た事は無いでしょうか?
ヤドカリはその名の通り巻貝の貝殻を借りて、身を守りながら生きています。
では、その宿(貝殻)は生まれた時から背負っているのか否か気になった事は無いでしょうか?
今回はそんなヤドカリの生い立ちについてお話しします。


ヤドカリは、卵から産まれた時には親とは全く異なる形をしており、微生物のように水中を漂っています。この状態の事を「ゾエア幼生」と呼ばれています。


このゾエア幼生から段々と脱皮を重ね、少しずつ親と似た様な形に変わり、生活拠点も水中から海底付近へと変わりこの際に空いた貝殻を探し、我々知っている形へと近づいて行くのです。
貝殻を背負った後も脱皮を重ね大きくなり、体に合った貝殻を探し、引っ越しをしていきます。

ちなみに、高級食材で知られているタラバガニもヤドカリの仲間らしいですよ。
あの形でヤドカリの仲間というのも不思議ですよね笑

今回は、ヤドカリのふとした疑問のお話でした。

最後にスタッフが書いたゾエア幼生のイラストを紹介
点描で上手に描いてなかなかのクオリティではないでしょうか!?