
皆さんこんにちは、
近所の公園を散歩しながら、池をふと覗いてみると、モツゴの繁殖活動が観察できました!
モツゴは池や川のたまり場など、流れの緩やかな場所を好み、繁殖期になるとオスは全身が黒く染まります。
かっこいいですね。
オスは枯れ枝や石の表面を掃除し、産卵床を整えます。
周りの魚が近づかないようにしきりに追い払い縄張りを保ちます。メスがやってくると2,3回他の魚と同じように攻撃しメスがお腹に卵を持っているか確認します。
攻撃しても近づいてくるメスは卵を持っているということになり、産卵を促します。
メスが抱えている卵がなくなるまで産卵活動を続けるのですが、オスは産卵中も周りの魚を追い払い、とっても忙しそうです。

なんてことはない普通の魚の代表”モツゴ”ですが、たくましく生き延びる姿は、とても惚れ惚れしますね。夢中になってしばらく時間を忘れて観察を行っていました。
ふと他の枯れ枝に目をやると、他のモツゴたちもせっせこと産卵の準備に大忙しでした笑
岐阜県には世界で東海地方にのみ生息する、ウシモツゴというお魚が暮らしています。
環境の悪化や、外来種の影響で生息数をどんどん減らしているお魚です。
取って代わってその辺にいるモツゴは当たり前のようにたくさん暮らしています。
かつてはウシモツゴも同じように、当たり前に身近にいるなんてことのないお魚でしたが数が少なくなったことに気付いた頃にはほぼ絶滅寸前のお魚になってしまったのです。
モツゴやそれ以外の生き物、身近な自然がいつまでも残せるように、
日々関心を忘れないように生きていきたいですね。