海の宝石・トゲチョウチョウウオとは？
カラフルな体と優雅な泳ぎで、ダイバーやアクアリウムファンに人気のトゲチョウチョウウオ（Chaetodon auriga）。
サンゴ礁の海を舞う姿は、まるで海の中の蝶のようです。今回は、そんなトゲチョウチョウウオの魅力に迫ってみましょう！
特徴：美しい見た目とトゲに注目！
・体色：白から淡い黄色の体に、黒い斜めのバンド模様。そして背びれには名前の由来にもなった「トゲ」のような突起があります。
・大きさ：最大で約23cm。チョウチョウウオの中では比較的大型です。
・泳ぎ方：ヒラヒラと優雅に泳ぐ姿は、まさに「海の蝶」。
生息地：世界の暖かい海を旅する魚
トゲチョウチョウウオはインド洋から太平洋にかけて、広く分布しています。沖縄や小笠原などの日本のサンゴ礁でもよく見られます。
豆知識①
実はトゲチョウチョウウオは、夜になると色が少し薄くなるんです！これは睡眠モードに入っているサインとも言われています。
食事と生活：グルメな海の住人
・主食：主にサンゴのポリプ、小さな無脊椎動物、藻類などを食べます。
・習性：単独またはペアで行動することが多く、縄張り意識が強め。
豆知識②
ペアで見かけることが多いトゲチョウチョウウオですが、生涯同じ相手と過ごすこともあると言われており、ロマンチックな一面も！
飼育はできるの？
トゲチョウチョウウオは飼育が難しい種類として知られています。
理由は以下のとおり
・餌付きにくい（自然界の食べ物を好む）
なかなか人工飼料に慣れてくれないため餌に工夫が必要です。
・ストレスに弱い
・サンゴを食べてしまうため、リーフタンクでは注意が必要
📝豆知識③
トゲチョウチョウウオは環境の変化に敏感で、水質の悪化や仲間との争いで体色が変わることがあります。気分が体に出る魚なんです！
まとめ：一度は見たい海の芸術品
トゲチョウチョウウオは、その美しい見た目だけでなく、自然界での役割や生態もとても興味深い存在です。ダイビングで出会ったら、ぜひそっと観察してみてくださいね。
