水槽の水が減る理由と蒸発の危険性について

こんにちは!
水槽の管理をしていると、「あれ?水位が下がってる?」と感じることがありますよね。
原因の多くは水の蒸発です。
特に空気が乾燥する冬場は、水槽の水分が空気中に逃げやすく、気付かないうちに水位が下がっていることも少なくありません。
「減った分、水を足せばいいだけでしょ?」
そう思われがちですが、水槽の構造や海水水槽の場合は注意が必要です。
今回は、
✔ 水の蒸発で起こる危険
✔ 正しい対処法
✔ 予防方法と蒸発の活かし方
を、水槽メンテナンスの現場目線で解説します。
水槽の水が蒸発すると起こる危険性
① オーバーフロー水槽の場合
オーバーフロー水槽では、
魚が泳いでいるメイン水槽の水位はほとんど変わらず、
下に設置されたろ過槽(サンプ)側の水位が下がっていきます。
この状態を放置すると…
- ろ材が空気中に出てしまい、バクテリアが死滅
- 水がなくなり、循環ポンプが空回りして故障
といったトラブルにつながる可能性があります。
魚ばかり見ていて、ろ過槽を確認していないと起こりやすいポイントなので要注意です。
外部ろ過や上部ろ過の場合は、メイン水槽の水位が目に見えて下がるため気付きやすいですが、
どのろ過方式でもポンプが水没しているかどうかの確認は重要です。
② 海水水槽の場合(特に注意)
海水水槽では、蒸発によって水分だけが減り、塩分は残ります。
つまり、水が減る=
👉 塩分濃度が上がるということ。
海水魚は淡水魚に比べて、水質変化にやや敏感な種類が多く、
- 呼吸がしづらくなる
- 浸透圧調整に余計な体力を使う
- ストレスや体調不良につながる
といったリスクが出てきます。
そのため、海水水槽では蒸発による水位低下をできるだけ起こさないことがとても大切です。
蒸発したときの正しい対処法
基本は「真水を足す」
蒸発対策の基本はとてもシンプルで、
**淡水・海水どちらも「真水を足す」**が正解です。
特に海水水槽では、
塩は減っていない状態なので、
👉 絶対に人工海水を足さないよう注意しましょう。
水を足す場所の注意点
- メイン水槽に足す場合
魚に直接かからないよう、壁面沿いや水流のある場所から静かに追加しましょう。 - ろ過槽に足す場合
手で受ける・少量ずつ注ぐなど、できるだけ慎重に。
ろ過槽は汚れが溜まりやすい場所なので、勢いよく水を入れると
👉 ゴミが舞い上がり、ポンプを通じてメイン水槽に流れてしまうことがあります。
結果として、魚の体調不良につながることもあるため注意が必要です。
蒸発の予防方法と上手な活用
蒸発を防ぐには
- ① こまめに水位をチェックし、水を足す
- ② 冬場は水温を必要以上に上げすぎない
水温が高いほど蒸発は起こりやすくなります。
魚が快適に過ごせる範囲内で、少し温度を下げるのも有効です。
蒸発を「利用」する方法(夏場)
夏場は水温が上がりやすく、水槽用クーラーを使うケースもありますが、
冷却ファンという選択肢もあります。
冷却ファンは、水槽のフチに取り付けて水面に風を当てる小型ファンで、
- 水の蒸発を促進
- 蒸発時の「気化熱」で水温を下げる
という仕組みです。
比較的小型の水槽では十分効果がありますが、
その分蒸発量が増えるため、水位管理はより重要になります。
まとめ
水槽の水の蒸発は、
「よくあること」ですが、
「放置するとトラブルにつながること」でもあります。
私たちは日頃、
こうした細かなポイントにも気を配りながら
水槽メンテナンスや水槽レンタルの管理を行っています。
「最近、水位がよく下がるな…」
「これって大丈夫?」
そんな時は、早めに対処するのが安心ですよ😊