今回は、海水魚の中でも「ちょこんとした姿が可愛い!」と評判の サラサゴンベ をご紹介します。
水槽メンテナンスの現場でも、お客様がよく「この子ずっと岩の上に座ってますね!」と話しかけてくれる人気者なんですよ。
■ サラサゴンベってどんな魚?

サラサゴンベ(和名:サラサゴンベ、学名:Cirrhitichthys falco)は、インド太平洋に広く分布する小型のゴンベ(ホークフィッシュ)です。
体長は7〜8cm前後と小ぶりで、
白地に赤い斑点模様が“更紗模様(サラサ)” のように見えることからその名がつきました。
水槽レンタルでも“かわいい系海水魚”としてじわじわ人気が上がっている種類です。
■ サラサゴンベの魅力
● 珍しい“とまり木スタイル”の生活

サラサゴンベは、サンゴやライブロックの上に ちょこんと着地する ように止まって生活します。
あまり泳ぎまわらず、じーっと周りを観察している姿がなんとも愛らしいんです。
水槽メンテナンス中に見られる
「スタッフをじー…と観察してくる視線」
も、密かに人気(笑)
● 動きがコミカルで見ていて飽きない
たまに小さくホップするように移動したり、隠れ家にひょいと入ったり、
動きがどこか“鳥っぽい”のが特徴。
ホークフィッシュ(hawk=タカ)と呼ばれるのも納得です。
■ サラサゴンベの豆知識
● 胸ビレが発達して“着地”が上手
実はこの魚、胸ビレを使って器用に体を支えています。
サンゴの枝や岩の凹みにピタッとはまる姿は、他の海水魚とは一味違う魅力。
● 野生ではエビや小さな魚を待ち伏せするハンター
普段は可愛いですが、自然下では待ち伏せ型の捕食者という一面も。
そのため、極小のエビ(スカーレットシュリンプの幼体など)は捕食対象になりやすいので要注意です。
■ サラサゴンベの飼育ポイント

水槽メンテナンスの経験から、飼育で大事な点をまとめてみました。
● ① ライブロックやサンゴの“止まり木”を作る
彼らは、着地できる場所があると安心します。
ライブロックを高低差つけて組むと、自然な行動がたくさん見られます。
● ② 小さすぎる小型エビとは相性注意
・スカンクシュリンプ
・ホワイトソックス
など、ある程度大きい種類は問題ありませんが、
小型種は食べられる可能性があります。
● ③ 餌は人工餌にも慣れやすく飼育は簡単
見た目に反して非常に丈夫。
人工餌にもよく慣れるので、初心者にもおすすめされています。
■ 水槽レンタルでも人気の理由
サラサゴンベは
- 岩の上でじっとしている姿がかわいい
- レイアウトのアクセントになる
- 病気に強く、環境適応力が高い
- コミカルで見ていて飽きない
といった理由で、水槽レンタルでも人気の魚です。
特に「動きがユニークで癒される海水魚が欲しい」という店舗やオフィスにおすすめ。
■ 混泳相手の選び方
比較的おとなしい魚ですが、
・小型エビ
・とても小さいハゼ
などには注意。
反対に、
- カクレクマノミ
- スズメダイ
- ドーティバック
- ベラ類
などとは相性良く混泳できます。
■ まとめ:サラサゴンベは“癒しと可愛さ”を兼ね備えた海水魚
サラサゴンベは、
小型で飼いやすく、見ていて癒される行動が多い素敵な海水魚です。
もしショップで見かけたら、
ライブロックにちょこんと座って周りを観察する姿を、ぜひ見てみてください。
気づいたら、その可愛さの虜になっているはずです!