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2025.12.06

小型グラミーの魅力!チョコレートグラミーの特徴・飼育コツをアクアリウムスタッフが解説

今回は、個人的にずっと“推し”としておすすめしている チョコレートグラミー についてご紹介します。
水槽メンテナンスの現場でも「この小さくて模様が可愛い魚は何ですか?」と質問されることが多い、人気上昇中の熱帯魚です。


■ チョコレートグラミーとは?


チョコレートグラミー(Sphaerichthys osphromenoides)は、東南アジア原産の小型グラミーの仲間。
名前の通り、チョコレートのような濃い茶色の体色に、クリーム色のラインが入った美しい熱帯魚 です。

水草レイアウト水槽や、落ち着いた淡水アクアリウムと特に相性が良く、水槽レンタルでも問い合わせが増えています。


■ 見た目の可愛さと独特の雰囲気

● 小さくても存在感バツグン

体長は約4〜5cmほどですが、しっとりした茶色の質感が水槽内でとても映えます。
光の当たり方によってラインがふんわり浮かび上がり、ゆったり泳ぐ姿がなんとも癒し系。

● “弱そうに見えて丈夫”なところも魅力

見た目の繊細さから「難しい魚なの?」とよく聞かれますが、
水質が安定していればしっかり丈夫に育ちます。
水槽メンテナンスの経験上、
・水流が弱い環境
・落ち着いた照明
・pH弱酸性寄り
このあたりが安定すれば、長期飼育しやすい印象です。


■ チョコレートグラミーの豆知識

● 実は“マウスブルーダー”(口内保育)

チョコレートグラミーは、口の中で卵を守る熱帯魚 として有名です。
メスが卵を口にくわえ、そのまま孵化まで保護するという非常に珍しい繁殖形態を持っています。

アクアリウムショップでも「実は育児上手な魚」として語られることが多いんです。

● 野生では落ち葉の積もる黒い水に暮らす

自然下では、弱い酸性の“ブラックウォーター”に住むことが多く、落ち葉や枯れ枝の影が大好き。
そのため 薄暗い水景・流木の影・水草の隙間 などの環境を再現すると、より安心してくれます。


■ チョコレートグラミー飼育のコツ

アクアリウム・水槽メンテナンスの視点から、特に大事なポイントをまとめます。

● ① 水質は急変させない

とても大事。
チョコレートグラミーは「環境の急激な変化」を苦手とします。
水槽レンタルの現場でも、導入時はゆっくり水合わせを徹底します。

● ② 隠れ家的なレイアウトをつくる

流木・水草・落ち葉(ボタニカル)などを多めにすると安心度がUP。
茶系の体色が自然と馴染んで、美しさも引き立ちます。

● ③ 強い水流はNG

弱い水流が◎。
外部フィルターを使うなら、水流調整してあげると快適に泳ぎます。


■ 混泳相手におすすめの魚

  • ラスボラ系(小型平和種)
  • 小型テトラ
  • 他の小型グラミー
  • オトシン系
  • 小型コリドラス

攻撃性の強い魚とは避けたほうが安全です。


■ まとめ:チョコレートグラミーは“静かな魅力を持つ癒し系”

チョコレートグラミーは、

  • 静かで落ち着く雰囲気
  • 上品な体色
  • 豆知識も面白い
  • 水槽メンテナンスの現場でも人気が高い

そんな魅力がつまった、とてもおすすめの熱帯魚です。

もしショップで見かけたら、ぜひじっくり観察してみてくださいね。
ゆったり泳ぐ姿は、まるでチョコレートのように深い味わいがありますよ。