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2025.12.05

サザンブルーアイレインボーの飼育特徴


今日は、現場の水槽メンテナンスでもときどきお客様から「この黄色い小さな魚なんですか?」と聞かれる、個人的にも大好きな サザンブルーアイレインボー(Pseudomugil signifer) をご紹介します。

写真がある場合は、ぜひ細かいヒレの形や、青く光る目をじっくり観察してみてくださいね。ライトの角度で目がキラッと光る瞬間、本当に可愛いんです。


■ サザンブルーアイレインボーってどんな魚?

サザンブルーアイレインボーは、オーストラリア原産の小型レインボーフィッシュ。
黄色い体色と鮮やかなブルーの瞳がトレードマークで、思わず見とれてしまう美種です。

アクアリウム業界では昔から流通はありますが、詳しい方ほど「実はこの魚、めちゃくちゃ奥深いんだよ」と語りたくなる、そんな隠れファンの多い種類なんです。


■ 産地による魅力の違い(コレクション性の高さはトップクラス)

● ヒレの形状が大きく変わる

実はこの魚、産地によってヒレの形が全く違うんです。

  • ピンと鋭角に伸びるタイプ
  • 丸みを帯びて優雅に広がるタイプ
  • ほとんど伸びないスッキリタイプ

水槽メンテナンスの現場でも、「え、同じ魚なの?」と驚かれることが多いくらいです。

● 色の出方も個体差が魅力

また色彩もさまざま。

  • 黄色が強い個体
  • オレンジ色寄りの個体
  • ヒレの黒ラインが濃く出る個体
  • 白く淡い雰囲気の個体

コレクション性が高く、気に入るタイプを探す楽しさがあります。
アクアリウム好きの方にとっては、まさに“沼”です。


■ ブリード個体とワイルド個体の違い

● ブリード(養殖)個体

ショップで手に入りやすいのは、東南アジアでブリードされた個体です。
比較的小ぶりでヒレの伸びは控えめですが、サザンブルーアイレインボーらしい鋭角なシルエットはしっかり楽しめます。

オスは成長するとしっかり色が乗り、メンテナンス中につい見入ってしまうほど綺麗になります。

● ワイルド(野生採集)個体

たまに入荷するワイルド個体は、ブリードよりお値段高め。
でも、仕上がったときの存在感は別格。
ヒレの伸び、色の強さ、動きのメリハリ…どれも“ワイルドならでは”です。

興味があれば 「Pseudomugil signifer」 で画像検索してみてください。バリエーションの豊富さに驚くはずです。


■ 小型水槽でも飼える!飼育難易度も低め

サザンブルーアイレインボーは成魚でも4cmほど。
水槽レンタルやオフィスアクアリウムの導入時にもおすすめすることがあるくらい、小型水槽でも問題なく飼育できます。

  • 温和で混泳もしやすい
  • 飼育難易度は低い
  • ブリード個体なら初心者でも安心
  • 条件が合えば繁殖も狙える

お客様のメンテナンス先でも「小さくて可愛いから気に入った」と言われることが多い魚です。


■ アクアリウム・水槽メンテナンスの視点から

水槽メンテナンスの現場で感じる、この魚の“良さ”はというと…

  • 水質にうるさすぎない
  • 小型で導入しやすい
  • 群泳すると動きが可愛く、見応えがある
  • 水草レイアウトとも相性抜群
  • オフィスや店舗のレンタル水槽に入れても映える

特に、ライトを当てたときの目の“青い光り方”は、小型魚とは思えない存在感があり、癒し効果バツグンです。


■ まとめ:見かけたらぜひ一度飼ってみてください

サザンブルーアイレインボーは、
美しさ・飼いやすさ・個体差の面白さ
の三拍子が揃った素晴らしいレインボーフィッシュです。

ショップやレンタル水槽のラインナップで見かけたら、ぜひチェックしてみてくださいね。
アクアリウムの楽しさが一段階アップする、そんな魅力を持った小さな魚ですよ。