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2025.04.14

アカマツカサは何故赤いのか

最近花粉がすごいですね。
僕は花粉症なので毎日鼻水とくしゃみで顔がくしゃくしゃです(笑)
お魚は水の中なので影響がなさそうで…羨ましい!

さて花粉の話は置いておいて、みなさんお魚ってなんであれほど様々な色の種類がいるのでしょうか?
単色や2色、それ以上。
これは基本的に生活環境が関係してきます。

例えばこのデバスズメダイ


お客様の水槽によく入っているこのお魚、よく見ると背中とお腹側で色の違いがあるのがわかりますか?
背中が水色、お腹は銀色に近い色となっています。
この子達は表層付近のサンゴ礁に生活しているので太陽光が良く届く環境です。
海に潜っている想像してみてください。
水面を見上げると太陽光が白く見えます。逆に底の方を見ると水色に見えます。
これは敵が来た時に上からも下からも見つかりにくくなるよう進化をしたのです!
ただ彼らは体が小さいがゆえに群れを作るほうがより効率よく身を守れるとして群れをなすようになりました。
食用のお魚でもこの手法を使う魚は多くいます。
マグロやサバ、ブリなど。。

またこちらのアカマツカサというお魚


全体を通して赤いですね。
これでは目立ってしまいそうですが、この子達は少し深い岩陰などに住んでいます。
海では深く潜るほど赤色が薄れていきより水中の色に溶け込むことができます。キンメダイはさらに深い場所に暮らしているためより赤みが強いですよね!

ちなみにこの赤色の変化は名古屋港水族館に体験できる水槽が設置されています。興味のある方はぜひ!

こういったところを気にしながら見るとより、お魚が好きになること間違いなしです!